
| 2008.11.15 2台のピアノによる演奏会 ものを書きながらいま一番聴いているCDは 阿部海太郎さん『SOUNDTRACK FOR D-BROS』。 大好きなD-BROSのための楽曲が音楽に、 と知ってからしばらく、気持ちが高ぶっていてもらってもいられなかった。 もちろん発売日に買い求め、それからは朝も夜も。ずっと。 今年最後のささやかな道楽として、 もうすぐ大阪・中之島の中央公会堂で催される 阿部海太郎×トウヤマタケオ「2台のピアノによる演奏会」へ赴くつもり。 ああ、楽しみ。 阿部海太郎 http://theatremusica.com/event/index.html | ![]() |
| 2008.11.10 りんごりんごりんご 信州のりんご園でおみやげにと、抱えきれないほどのりんごをいただいた。 持っていたコロコロつきの旅行バックを埋め尽くし、持ち帰った赤まるの山。 毎日2個ずつ切り崩し、夜中にひたすらジャム作り。 おいしくなれ、おいしくなれと、心から。 祈りながら、鍋をかきまぜる。 子どもの頃、祖母がよく歌ってきかせてくれた、りんごの歌を口にする。 有名な、並木路子の、ではない。 祖母のは「りんごりんごりんご」と、弾むような楽句があった。 きっと、それなりに知られた童謡なのかもしれないけれど、確かめる術がない。 祖母に話しかけたら、耳元で歌ってみたら、思い出してくれるだろうか。 会いにいくと「どなた?」と、きょとんとされることもあるし、 ときどき、周囲の人が驚くほどはっきりと、私の名前を呼ぶこともある。 かくいう私も、人の顔や名前を忘れてしまっていても、 子どもの頃に歌った歌は鮮明に覚えているもの。 お正月に祖母に面会できたら、りんごの歌覚えている?と尋ねてみよう。 |
| 2008.11.4 ベッドの上になにもかも いつにもまして、眠たくて仕方がない。 ベッドの上に、お風呂も台所も仕事机もお店も病院も街もなにもかもあったらいいのに。 ベッドの上で、全てがことたりてしまえばいいのに。 そうしたら、いつでもパタンと眠ってしまえる。 起きたらすぐに、用事を済ませることができる。 頭の回転が鈍くなり、まったく筋の通っていない妄想にかられる。 |
| 2008.10.25 星をたべた猫 仕事場の扉をあけると、 壁に貼っていた大きなポスターがはがれ落ちていた。 床には、ポスターとともに、紙片が粉々とちらばっている。 やられた、と思う。 ビドの仕業だ。 ストレスがたまったときのビドは、 そこらへんに置かれた資料やらメモやらを、容赦なく食いちぎる癖がある。 普段は、おとなしい猫なのに。 10月はほとんど旅にでていて、ときどきしか顔を見せないからかしら。 ポスターは、mina perhonenの展示会でいただいたもの。 B0サイズほどの紙一面に、星が描かれている。 猫が星を食べた。 そんなふうに、綺麗ごとにしてしまって、気を済ませよう。 いつも思う。 猫なのだから。仕方がない。 過ぎたことへの悔いは、ほどほどで留めておかなければ 猫との生活なんて、できやしないのです。 MouRa 網中いづるさんが描いた星と猫 http://moura.jp/lifeculture/kai_02/005/005.html 以前していた連載で、網中いづるさんに星と猫を描いていただいた。 瞬く星の中に横たわる猫はロマンチック、そう思っていたけれど、 星を食べる猫は、ちょっとにくたらしい子、かもしれない。 ★minaの展示会では、ポスターと同じ星模様のワンピースをオーダーした。 届くのは、来年の春。 来年は、春風より先に、星模様のワンピースが、春の訪れを告げてくれるはず。 | ![]() |
| 2008.10.12 思い出だけで生きてゆける 近々、仕事場の環境が変わる予定があるから 本やレコード、ビデオ、雑貨類、資料などなど 積もり積もったあらゆるものを処分したい けれどもいざとなると、手放しがたくなる 読みもしない、観もしない、聴きもしないのに 長年の想いが、そうさせる そんなことをつぶやいていたところ。 ものを捨てられない人の中には そのもの自体を手放しがたいのでなく そのものに宿った思い出だけが必要、という人がいて そういう人は、思い出だけあればいいのだから そのもの自体を写真に撮って、それから処分すればいい と、教えていただく。 目から鱗が落ちたあと、深々と感心した。 そうだ、私は、思い出だけあれば生きてゆける。 思い出こそが、必要なのだ。 さっそく、さようならの儀式をはじめた。 長年手放せなかったものを、写真におさめるという。 |